今回の記事は「リゼロ」の世界の花形役者である九神将「壱」セシルス・セグムントを解説する記事になります。
最初はリゼロの外伝もしくはIFルートしか登場しなかった人物ですが、本編第7章で本格的に登場してきました。
自分の感情の赴くままに行動する彼は周りの人間を巻き込む厄介者ではありますが、我々読者を飽きさせないキャラクターとなります。
本記事では本編のネタバレをせずにセシルスの実力や成長について解説していきます。
セシルスのプロフィール
基本プロフィール(年齢、人物像)
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
青い髪に女性と見間違えるほどの整った顔にカララギの青い和服を着ており、腰には二振りの刀を携えている。
性格は人懐っこく、初対面でも友好的。
だが、人の話を聞かず、相手を煽り、そのくせ本人は作中でも屈指の実力を備えている。
そのため、自身を世界の主演と思っており、傲慢な立ち振る舞いをすることがある。
そのことが理由で同じ九神将「弐」アラキアに嫌われている
帝国最強セシルスの実力
作中屈指の脚力
セシルスは作中屈指の脚力を有しており、その速さは相手に雷速と言われている。
雷速の脚力と青の姿から二つ名は「青き雷光」。
その脚力は世界最高峰で、速さの分野においては他の追随を許さず、実際に「最優紀行」ではヴォラキア帝国から他国であるルグニカ王国まで1日で走り切っている。
その速さから繰り出される攻撃はあのユリウスですら防御するので精一杯の状態である。
二振りの魔剣
セシルスが本気で戦闘をする際に使用される魔剣。
作者曰く魔剣とは「世界に10本しかないバカみたいな力を持った剣」。
その強さはどれも規格外であり、中にはラインハルトを倒すことが出来るほどの魔剣もある。
セシルスはその中の2本、一番刀「夢剣」マサユメ、二番刀「邪剣」ムラサメを所持している。
普段はこの魔剣を自身の家に置くか修理で装備していない。
だが、自身が本気を出すに値する相手だと家まで取りに行く(最悪の場合は怒られるのを覚悟で修理中の魔剣を取りに行く)。
この魔剣を使用したセシルスの実力はラインハルトに竜剣を抜かせる程(ラインハルトに竜剣を抜かせたのはセシルスを含め4回だけ)
九神将の壱その強さとは
リゼロの世界には「剣聖」「礼賛者」「狂王子」「青き雷光」の四人の頂点が存在する。
その強さはどれも世界に轟いており、「青き雷光」セシルス・セグムントもその例に漏れない。
その強さは「最優紀行」や「ゼロカラアヤマツイセカイセイカツ」で書かれている。
「最優紀行」ではユリウスに魔剣を使用せず圧倒し、上記のとおり、一番刀と二番刀を装備したセシルスの実力はラインハルトに竜剣を抜かせる程。
しかも、「ゼロカラアヤマツイセカイセイカツ」では、たった一人でラインハルトに深手を負わせ生き残る実力を有する。
ラインハルトに深手を負わせ逃げれた人物はセシルス以外に存在しない。
その実力はラインハルトと同様「戦術が意味をなさない理不尽な強さ」と言えるでしょう。
超越者と呼ばれる彼の弱点
一つ目は煽り耐性が皆無なところ。
セシルス自身は相手を煽りちらかすが、相手に少しでも煽られると問題行動を起こそうとする。
たちが悪いのはその問題行動を止められる存在が「剣聖」もしくは「礼賛者」しかいないこと。
このセシルスの煽り耐性のなさは帝国議会でも取り上げられるくらいである。
二つ目の弱点は考えなしなところである。
その例として、険悪な仲であるルグニカ王国に不法入国する、ラインハルトと再戦するためにユリウスとフェリスを殺そうとする。
このことからフェリスからは厄介者扱いされており、同じ九神将「肆」であるチシャ・ゴールドを青ざめさせ、怒らせている。
ヴォラキア皇帝であるヴィンセント・ヴォラキアには作戦の情報を何一つ言われず、「戦闘以外では期待していない」と言われている。
セシルスの敗北、その先の成長
ラインハルトに敗北
セシルスは人生において戦闘でそこまで苦戦せず勝利を収めていた。
しかし、「最優紀行」でラインハルトに人生で初めて敗北し、そこで彼はそれまで感じなかった「無力感、屈辱」を感た。
だが、そのことに挫折することなくこの敗北の経験がセシルスの実力を一段上げた(実はセシルスがラインハルトに敗北することはヴィンセントが仕組んだものである)。
頂点の孤独
上記の通りセシルスは今まで戦闘に苦戦せず勝利を収めてきた。
そのことにセシルスは少しながら孤独を感じており、それをセシルスは「強いって孤独なんです、周りに誰もいないですから」と言っている。
これはセシルスだけではなくラインハルトも感じており、それは頂点だから感じる孤独なのかもしれない。
だが、セシルスは一度ラインハルトに敗北したことで自身は一人ではないと気付き、そのことに気付かせてくれたラインハルトに感謝している。
「最優紀行」の最後の方では、彼はラインハルトにそのことに気付かせるために不仲であるルグニカ王国に行き再戦を申し込んでいる。(不法入国しているのでそこまでいいことではない)。